ワクチン接種の予約を来週入れるつもりにしています。
私の計画では、7月上旬に1回目、8月上旬に2回目を接種のスケジュールで考えています。
まあ、石垣島では来島の際に、PCR検査やワクチン2回接種などを求めることを市長が表明。
他の島や地域でも追随する可能性もあり、今後はワクチン接種が旅行をするのには必須になるような風潮も出てくるかも。
「ワクチン接種なんて、年内に打てたら良いんじゃね?」というイメージを持っていた人も多いと思いますが、ここに来て事態は急変。
もうすでに打った、接種の予約を取った、接種券が届いたら予約を入れるという方もたくさんいる感じですよね!
職域接種や大規模接種会場でワクチンを接種をする場合、その多くはファイザー製ではなくモデルナ製のワクチンを使用する場合が多いはずです。
ファイザーは世界的にも有名な製薬会社ですが、「モデルナってどこ??」と一抹の不安を感じている人も少なくないでしょう。
私は医者でも医療関係者でもありませんが、いろいろ調べた結果、
モデルナ良いんじゃない!
と思っている1人なんです。自分を納得させるためという感じもあるでしょうが…(笑)
モデルナ製のこんな所が良かったというメリットについて、いろいろ調べてみましたので一つの参考にしてみてください。
ファイザーもモデルナも メッセンジャーRNAワクチン
ワクチンにもいろんな種類があるのですが、ファイザーとモデルナのワクチンは同じmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンになります。
メッセンジャーワクチンは、従来のワクチンとは大きく異る新しいタイプのワクチン。
mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンでは、ウイルスのタンパク質をつくるもとになる情報の一部を注射します。人の身体の中で、この情報をもとに、ウイルスのタンパク質の一部がつくられ、それに対する抗体などができることで、ウイルスに対する免疫ができます。
新型コロナワクチンについて 厚生労働省
従来のワクチン(不活化ワクチン、組換えタンパクワクチン、ペプチドワクチン)は、ウイルスの一部のタンパク質を人体に投与をし、それに対して免疫が出来る仕組みとは根本的に異なります。
ただ、メッセンジャーワクチンが今まで承認された例はなく、今回始めて実用化されました。
そのため、不安もいろいろあるでしょうが、現時点では日本で承認がされているのが実質ファイザーかモデルナのメッセンジャーワクチンなので早く打ちたければ選択肢がありません。
自費で海外でワクチンを打つか、アストラゼネカ製ワクチンを60歳以上容認というニュースもありますが、こちらは接種後に血栓ができる事例も気になるところですね。
日本ではファイザーが人気がありそう
日本ではファイザーとモデルナのワクチンですが、ファイザーの方を打ちたいという人がかなり多いのではないかと推測しています。
なかなか比較する世論調査が見つからないのですが、こんなニュースもあります。
「希望すれば、今後受けることになる新型コロナワクチン。2つのメーカーがありますが、どちらを打ちたい人が多いのでしょうか」(記者)
「ファイザーでしょうね。接種した後の効果が高いみたいね」(50代)
「モデルナ。モデルナが一番主流のやつでしょ」(20代)
「ファイザーですね。一番ファイザーが安全だと聞いて。よくわからないですこっち(モデルナ)は」(50代)
「ファイザー。名前がかっこいいかな。何が違う?」(10代)
取材の結果では、ファイザー製を選ぶ人が多かったものの、その理由が明確ではない人も。
新型コロナワクチンを打つなら ファイザー製かモデルナ製か県民は【熊本】
日本ではかなりファイザーが人気がありそうで(大手だからという理由でしょうか)、自衛隊大規模接種センターでなかなか高齢者の予約が進まなかったのもファイザーではなく、モデルナを利用することが一つの理由だったかもしれません。
参考までに世界ではそんなに両者の差はないのですが、本音としたらよく分からないのでどちらでも良いという感じなのでしょうかね。
かなり拮抗していますね、ファイザーやモデルナだけでなく他のワクチンも含めて。
モデルナの良い点やメリット
「できればファイザーを打ちたいけど、ずっと先になりそうだし」とか、「どっちでも良い」という人が多いと思いますが、モデルナ製ではこんな良い点やメリットもあるんです。
モデルナは高価
モデルナのワクチンって実はすごく高価なんです。これってスゴく良い点じゃないですか?
高級ワクチンともいえるかも。
ファイザーは有名製薬メーカーで、モデルナはベンチャー企業。
普通日本的な感覚だと、有名メーカーのものは高くて、劣勢にあるベンチャー企業のものは格安という感じですが、実は逆なんです。
日本がファイザーとモデルナとそれぞれ契約した条件が明らかでないので、正確な価格はわかりませんが、両者はかなり価格に開きがあるようです。
BBCニュースでイギリスでのファイザー、モデルナ、アストラゼネカのワクチンの価格について紹介をしています。
ニュースによると、それぞれの接種1回あたりのワクチンの価格はこんな感じ。
- ファイザー 15ポンド(約2,100円)
- モデルナ 25ポンド(US$33)
倍とまではいかないまでも、かなりの開きがあります。もちろんワクチンの信頼性の他にいろんな要素があるでしょうが。
これ価格が提示されていたらどうでしょうか?
素直にファイザーを選びますかね?
ちなみにアストラゼネカ(オックスフォード)は、3ポンドと激安ですw
2回接種ですから、モデルナだと70ドルぐらいになりますので、東京ディズニーリゾートの1dayパスポートに匹敵するぐらい。
一方ファイザーは、2回接種で4,200円ぐらいですから、ひらパーや東京ドームアトラクションズのフリーパスぐらいなりますね。
比較対象が微妙なんですが、その差は感じられますよね?
モデルナはmRNAを活用した新薬開発を強みとしてきた企業
モデルナがいまいち信頼できない大きな理由に、今まで承認された医薬品がないんです。
これは大きなマイナスですが、そんな企業がなぜファイザーより高くワクチンを販売できるかというと、これまで有効な対処法がなかった病気に対するmRNAを活用した新薬開発を強みとしてきた企業だからという理由もあるでしょう。
mRNAという新技術に着目した大手製薬会社との共同開発を多く進めているようなので、mRNAではトップ企業ともいえます。
そもそもモデルナに強みがなければ、ワクチンを買い叩かれて、安値で取引されるんじゃないでしょうか。
モデルナは取り扱いが比較的楽
ファイザー製のワクチンは、取り扱いが厳格なので医療関係者の方もとても気を使うようです。
まず気になるのが保管方法で、ファイザー製のワクチンは-60~-80℃のフリーザーで保存が必要となります。
-60~-80℃のフリーザーは、一般に市販されていない特殊なものが必要でとても厳格です。
接種会場では2~8℃で5日間だけが保存期間になるので、ワクチンの廃棄が出やすいんですよね。
ときおり、ワクチンの大量廃棄のニュースが流れますが、この厳格な取り扱いも理由なんです。
一方、モデルナは-20℃のフリーザーでの保存が基本で、ファイザーと比べるとかなり違います。
接種会場では2~8℃で30日間の保存ができるので、ワクチンの廃棄も出にくい。
また、ファイザー製は希釈が必要なんですが、モデルナは希釈は必要ありません。ストレートにそのまま。
医療関係者の方の信頼性は高いですが、それでも人的ミスがないとは限りません。人が行うことですから。
人的ミスによるリスクを考えると、よりリスクが少ないモデルナに軍配が上がるでしょう。
アナフィラキシーの比較
モデルナよりもファイザー製を打ちたいという人で、モデルナの副反応を気にされている方は多いのではないでしょうか。
実際モデルナの方が副作用が多く出ているので、その心配もごもっともという感じ。
ただ、個人的には副反応はそれほど気にしていません。それだけワクチンが効果を発揮しているという証だと思ってるんですよね。
熱が出れば解熱剤を飲めばいいし、何ならそのまま放置しておけば良いだろうし、体の抵抗に任せて。
頭痛や筋肉痛などは、我慢すれば良いかなという感じなです。
それよりも、より重要なのはアナフィラキシーなんじゃないですかね。
アナフィラキシーとは、ワクチンが体内に入ることによって、複数の臓器や全身にアレルギー症状が表れ、命に危険が生じ得る過敏な反応が出ることをいいます。
重症だと命を落とすことだってありえるのでとても怖い。
接種会場でワクチン接種後にしばらく待機があるのは、このアナフィラキシーがあるかの確認のためなんですよね。
副反応で厳しい結果のモデルナ製のワクチンですが、アナフィラキシーでは逆にリスクが少ない結果が出ています。
メーカーの報告では、ファイザー製が100万回に4.7回、モデルナ製が100万回に2.5回。
病院の報告では、ファイザー製が100万回に2.7回、モデルナ製が100万回に2.3回となっています。
もちろん両者の差はほとんどなく、誤差の範囲という見方もありますが、アナフィラキシーのリスクはより小さい方がやっぱり良いんじゃないでしょうか。
メッセンジャーワクチンの将来の遺伝子的なことは、どうせ分からないし。
モデルナはアジア人には100%有効!?
モデルナはアジア人にはより効果があるという結果があります。
ロサンゼルス・タイムズの記事で実験結果で、アジア人にはファイザー製が74%、モデルナ製が100%の有効性が確認され、モデルナのワクチンの優位性が紹介されています。
コロナの影響ってアジアと欧米でずいぶんと異なるんですよね。死者の数も全然違うし。
違いに何が影響しているかは、はっきりしませんが、遺伝子的なことが影響しているとすると、モデルナ製ワクチンのアジア人に対する優位性はプラス材料かな。
さいごに
ワクチン接種がかなり進んできましたが、モデルナ製のワクチンに不安があり接種に不安を感じている方もいるでしょう。
どうせワクチンを摂取するのなら、ネガティブな気分よりポジティブな気分の方が良いんじゃないでしょうか。
信ずるものは救われるじゃないですが、自分はモデルナ製のワクチンを信頼して打とうかなと思っています。
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