四国松山などに、たいよう農園という農家が営む「ホテルたいよう農園」という宿があります。
このホテルの存在を知ったのは、楽パックで松山行の検索をかけた時にわりと安く泊まれるホテルだったから。
ホテル名からすると、スマートさが高くないため、多くの人は宿泊先候補から外すかもしれません。
ただ、楽天トラベルなどで利用者から高い評価を得ていて、スコアがとても高い。
実際に宿泊をして、悪い面もあるものの高いスコアもうなずける、なかなかコスパの高いホテルでクーポンを使って1泊2食付き3,000円でした。
ホテルたいよう農園とは
ホテルたいよう農園は、農業組合法人たいよう農園のグループ会社が運営をする農家が営むめずらしいホテルです。
現在は四国に次の3つのホテルがあります。
- ホテルたいよう農園 徳島県庁前
- ホテルたいよう農園 松山古三津
- ホテルたいよう農園 二番町
一番早く開業をしたのが徳島県庁前ですが、平成29年2月にオープンをしているので、新しいホテルチェーンです。
なお、ホテルたいよう農園 徳島県丁前は、今年2021年3月に全室リニューアルを完了をしています。
元々はどこかのホテルだったのを引き継ぎ、ホテルたいよう農園がホテル経営に乗り出したという感じなのでしょう。
高いレビュー評価
3つのホテルですが、ホテル予約サイトの口コミで高い評価を得ているのが特長です。
一番高いのは、松山の大街道の近くにある二番町の4.48、徳島県庁前は一番低いですがそれでも4.1あります。
徳島県庁前のホテルは、最近全室リニューアルをしていますから、施設の古さがマイナス面になったかもしれません。
以前ホテルたいよう農園を知った時は、なんでこんなにスコアが高いのか気になったのですが、その秘密を探る時がやってきました。
ホテルたいよう農園 徳島県庁前の立地
ホテルたいよう農園 徳島県庁前の立地ですが、名称通り徳島県庁の前にありますw
徳島のことはあまり知らないのですが、県庁前から徳島駅や繁華街から離れているので立地はあまり良くありません。
アパ、東横イン、サンルートなどビジネスホテルチェーンが徳島駅近くに立地しています。
ビジネスユースや車での利用の方、私のような自転車利用、もしくは立地より料金やワーケーションなので立地は悪くても構わないという人向けでしょうか。
自転車なら徳島駅へはすぐなんですが…
ホテルたいよう農園 徳島県庁前に実際に泊まってみた
ホテルの名称もなんかスマートじゃないし、立地もイマイチということで、ほとんどの方はすでにページを離脱されているかもしれませんw
また、部屋はたしかにビジネスホテル一般的なものなのですが、高いレビュースコアもうなずける点もいくつかありました。
2階がフロントでチェックインです。スタッフが対応をして、右の自動精算機で支払をします。
フロント前にはいくつかソファがあります。窓の向こうに見える陸橋を渡れば徳島県庁です。
リニューアルを祝うお花がたくさんありました。
充実したアメニティ
アメニティはこちらで取っていく方式です。種類が豊富で、こんなものもあるのかとびっくりしました。
ケトルや加湿器?はこちらで取っていくようになります。
入浴剤、マウスウォッシュ、歯間ブラシ、ボディウォッシュボール、靴専用除湿剤、靴磨きなんか他のビジネスホテルチェーン店ではあまり置いていない場合が多いかな。
また、最近は緊急事態宣言が発令されていることから、旅行需要が少ないのか女性のゲストをほとんど見ませんでしたが、女性向けのアメニティも充実しています。
アメニティの種類だけだとトップクラスの充実度。歯間ブラシや靴の除湿剤、靴磨きなんかは他では見かけません。
シャンプーやコンディショナーは、DoveやLUXのものをこちらから持っていくことができます。
なお部屋には歯ブラシ程度しかアメニティはありません。
ドリンクバーが24時間飲み放題
2階のアメニティスペースの横にはドリンクバーがあり、24時間飲み放題になっています。
ドリンクバーがあるホテルも多いですが、深夜~早朝は利用ができない所も多いです。
冷たいドリンクに。
ホットドリンク。氷を先にコップに入れてアイスにすることもできます。私の好きなココアもありますね。
ドリンクバーの奥にはレストランがありますが、朝食と夕食時しかオープンをしていません。
なお、1階にコインランドリーがあり、駐車場も完備されていました。
1階の駐車場だけだと台数が限られるので、他にも駐車場を確保しているようです。なお、奥に見えるのが徳島県庁です。
夜中から早朝にかけてはカードキーをかざしてエレベーターに乗ることになりますが、通常は普通にエレベーターに乗れますので、ちょっとセキュリティ面が不安があるかも。
部屋は普通で採光に問題がある場合も
部屋は私が泊まったシングルは普通で、隣のビルとの距離が近いため採光に問題がありました。わかります?
東京や大阪などのホテルでは珍しくはないのですが、徳島だと眺望がなく採光が少ないのはちょっと残念な気がします。
ビルが面していない部屋もあるので、そちらにグレードの高めの部屋が配置されているのではないかと思われます。
ホテルは寝るだけだと割り切れるのなら問題はないでしょうか。
部屋はビジネスホテルなので狭いです。
照明はカードキーを挿入するとオンになるタイプ。
ベッドはセミダブルで寝心地は悪くありませんでした。
ベッドには電源コンセントとUSBポートがありました。照明もベッドからコントロールすることができます。
デスクです。広さは十分ですが椅子のクオリティなどから、長時間は少し厳しいかも。
無料で利用できるタブレット端末もありました。タブレッドでインターネットも利用できて便利。
デスクのコンセントは、タブレッド端末の後ろのこちらのコンセントだけなのでちょっと不便。
タブレッドの下のほうに冷蔵庫がありますが中は空でした。
テレビはデスクのすぐ横にあり、ベッドからも横にあるのでどちらにせよ少し見にくいです。
テレビの下にあるもの。
このホテルらしい絵画w
ここまでご覧になって、良い面はあるもののそれほどスゴイという感じもしないという人もいるでしょうか。
このホテルの一番の魅力は、農家が営むことで野菜などが安く調達ができるので、食事を安く提供ができて、その分コスパが高くなること。
今回はじゃらんのクーポンを使って1泊2食付3,000円
今回はじゃらんの【じゃらんスペシャルウィーク】【朝食・夕食付】イチオシ!2食付プランを利用をしましたが、元々の料金が6,000円(税込)でした。
食事は朝食も夕食もバイキングです。
1泊2食の食事が美味しくなければ、いくら安くても満足度が低いですし、ビジネスホテルチェーンは、ドーミーインのようなミドルクラスより下になると、正直あまり美味しくない所も多いですよね!
しかし、食事の内容は次回じっくりと紹介をしますが、結論的にはかなり良いレベルでした。
さらにじゃらんの徳島県の宿泊で利用できる3,000円割引のクーポンを使ったので、支払いは3,000円。
1泊2食付きで3,000円なら感覚的には、ほぼ無料宿泊という感じ。
こちらの激安宿泊プランでもチェックアウトが通常と同じ11時で、他の多くのビジネスホテルより1時間ゆっくりと滞在できるのも魅力なんです。
次回はホテルたいよう農園 徳島県庁の夕食と朝食バイキングの様子を紹介します。
コメント